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■ことばのこころ
「ことば」を異文化コミュニケーションの媒体として用いるとき、誰しもことばの限界 につきあたります。人は往々にして自分の思考の一部しか、ことばに表現できませ
ん。コミュニケーション分野のほとんどは非言語の世界であり、ことばの世界は、そ のごく一部分を構成しているに過ぎません。したがって、話す、書くことによる情報
の伝達は困難を極めます。しかし、ことばを超えて、人の本当の思考や信念、個性や知性、感性を持つ「人の こころ」に接する努力を継続したとき、ことばのこころを理解することができるように
なります。私どもは、まず、この「ことばのこころ」が大切であると考えます。
■ことばの抽象化作用
アメリカの偉大なる社会改革者で、市民自由意志論者のヘレン・ケラーは、急性の 病により生後19カ月で盲、聾となり、その結果以降8年間話すこともできなくなり
ました。しかし、こうしたコミュニケーションにおける重大な障害を乗り越えて、社会 福祉の世界的に著名な教育者となったケラーの言動から、私共は次のような真相
を理解します。ことばは便利なものですが、ことばという刺激が音波や光波となり、神経系という 自分のフィルターを通して大脳に到達したとき、完全に無意識の状態で、ことばの
情報が抽象化されます。この抽象化作用(事物を部分的に落とす)により、ことば の世界はきわめて不透明になります。したがって、ことばを超えた非言語の世界よ
りも、はるかに劣ってしまいます。非言語的、沈黙的な世界のほうがはるかに豊か です。ことばによるコミュニケーションは、真実のごく一部のみを表現しているだけ
です。 このように、時には不正確になる精神や情緒も含めて、ことばのフィルター作用の 結果、無意識の状態で一瞬の間に起こる大脳の間違った判断を正すためには、
自律するための絶えざる意識的なトレーニングとして、「倫理観に基づく聴き方」が 必要となります。これは、抽象化の象徴となる「ことば」の背後に横たわる、本当の
意味を求め続ける高い意識での理性といえます。私共は、このような倫理観が人 を理解するための原則であると考えます。
■こころと身体の一体性
近年の量子論の発展により事物とエネルギーは別のものではなく、相互に一体化し ていることが理解されてきております。この相関状態は人のこころと身体にも適応す
るものであり、そのために、あるものを観察すると、その観察されるものに作用する ことも判明しています。人の強い意識や強い意志は、それが強くなればなるほどに
具体的に表面化する効果があることも分かっています。 デンマークの理論物理学者ニール・ボーアは「原子の世界のある動きは、人間に よって意識的に観測されたときだけ、具体的な存在が明らかになり、通常はその存
在が明確ではないものである」と説明しています。 科学的にも、実験できる限りの四次元現象の世界では、信じたり、願った通りに、 物事が起きることが多いことが確認されています。また、ある研究実験では、「ネガ
ティブな発想を持つと生化学的な変化を体内で引き起こし、そのため、時には身体 が病気になることもあります。人は、こころの持ち方で、良薬も毒薬も自分の体内で
生産できる能力を持っていることが判りました」と報告されています。現実にも、や ればできると思う人は、そのことができるようになり、自分は健康だと思っている人
は、他の人よりも長生きをしております。 このような事実を理解すれば、物事を成就するためには、ネガティブな発想よりも徳 や博愛、愛他、友情を含めた、人のために尽くす「フィランソロピー」を持つ積極的な
生活のほうが、はるかに楽しく健全であると考えます。そして、人との本当のコミュニ ケーションに努め、自分の精神の自律を求め、人のために働くことが、結果的により
意義のある人生になると考えます。 私どもアイ・エス・エスは、コミュニケーション・スペシャリスト(ことばの専門家や通訳 者、翻訳者)の使命として、このような、ことばのこころを求め、強い倫理観を養成し、
フィランソロピーを実践することが、大切にしなければならない経営資産であると認 識します。 |
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・異文化を超えて、効果的な日米間の架け橋をつくる。
・人のために尽くすフィランソロピーを実践する。
・ISSの発展と人の幸福を一致させる努力を継続する。
ISS Translators, Inc.
President 土田三郎 |
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